シンガポール

シンガポールのコロナ給付金

今回、シンガポールで2つの給付金スキームに応募しました。応募の仕方と結果どうなったかを綴って参りますね!

仕事がない

ご存じの通り、コロナウイルスの流行で航空業界が大打撃を受けています。うちの航空会社も例外ではなく、1月下旬から各国が入国制限をし始め、じわじわとフライトのキャンセルが決行されてきました。そして2020年3月12日の日本フライトを最後に、私は7か月以上乗務ができないことになってしまったのです。

運命のお告げが3月中旬に発表されました。

「当分の間、殆どのフライトはキャンセルになります。」

滞在先はアメリカを選ぶことに。滞在していたサンフランシスコはコロナ対策では比較的安全と言われており、そもそもお店が既に閉まっていたので、ずっと隔離生活をしていました。

帰国することも考えましたが、もし私が保菌者で高齢の両親に移してしまったら…という恐怖があったので帰国できず。東京は密集しやすい環境だったので、帰る選択肢はなかったです。

ではなぜ永住権のあるシンガポールではなかったのか。私は乗務していたとき月の半分以上は日本にいましたし、シンガポール人の元夫と離婚してしまったのでこちらにはにあまり知り合いがいません。「何かあった場合、誰も頼れる人がいない」が理由です。

結局アメリカで半年間有効の医療保険に入り、渡米を決めました。向こうに遠距離恋愛している彼氏がおり、幼なじみ・家族ぐるみの付き合いの人たちがいるサンフランシスコへ。7年生まで向こうで育ったので土地勘もありますし、コロナ以前も年に数回は訪れていたのでシンガポールより馴染みがあったのが理由です。

6月までは基本給支給

CAのお給料は(基本給+フライト時給+その他滞在費など)で構成されています。今回は一切乗務をしなくても、シンガポール政府から航空会社に対して義援金が出ていたので、6月までは基本給が出ていました。そのお金からシンガポールの(空)家賃を払ったり、何かあったときの貯蓄として貯めていました。

しかし7月からは基本給は支払われず、固定の金額のみの支給に。これもシンガポール政府からの補助。しかしこの金額から家賃を支払うことができず、この頃から貯金を切り崩して生活していきました。

そして10月からはその金額が更にカット。生活が苦しい人、この仕事に未練がない人は希望退職制度を使ってどんどん辞めていきました。私も退職を考えましたが、やはりこの仕事が好きなので未だ諦めがつきません。

コロナ給付金

そこでシンガポール政府が行っているコロナ給付金のことを知ります。(遅)会社の人事の人から紹介を受け、ウェブサイトを教えてもらいました。

あなたシンガポール永住権持っているわよね?申請できるわよ!


国民じゃなくても大丈夫なの!?

合計で3つのスキームがあるそうです。これらは全てシンガポール国民と永住権保持者が受けられます。

Temporary Relief Fund

一時給付金です。500シンガポールドル。コロナウイルスが理由で解雇された人に支給されます。解雇通告書などが必要です。応募期限が2020年4月30日だったので、私はその当時アメリカ。一時給付金がもらえるかもしれない、という情報すら知らなかったので申請できませんでした。したとしても解雇されていないので、許可されたかどうか。その当時まだ基本給はもらっていましたから多分無理だったと思います。

COVID-19 Support Grant

解雇、3か月以上継続して無給休暇、給料30%以上減額になった人のための給付金です。1か月ごと最大800シンガポールドル。合計3か月給付。提出書類が結構あり、「(日本でいう年金の)CPF支払い履歴」、「銀行口座の詳細」、「過去3か月間の給与明細」、「会社の正式な無給休暇レター」が必要でした。こちらは申請が通りました。

Courage Fund

こちらは政府命令による14日間の隔離生活で仕事に支障をきたした人たちへの一時給付金です。最大1000シンガポールドル。私は帰星時にホテル待機を経験したので応募してみることに。許可されないと思っていましたが、ダメ元で申請してみました。

必要書類は「政府発行のホテル待機レター」、「会社からの正式な無給休暇レター」、「3か月分の給与明細」です。案の定、「14日間の隔離で仕事が無給休暇になったわけではない」との理由で却下。隔離で仕事に支障をきたしていなかったのが理由です。そもそもその時期に仕事が既になかったんで、当然といえば当然ですね。

まとめ

というわけで、シンガポールで受けられる給付金をまとめてみました。こう見ると、日本やアメリカのように国民全員一括送金ではなく、コロナ禍で本当に困っている人たちにお金は支払われているように見受けられます。

その他マスク配布、支援物資など幾度となく政府からのプレゼントがあったようです。(まだ取りにいってない)シンガポール政府は他国より国民のためによくやっていると思います。国民への真摯な対応は、こういう有事になってから本来の姿を発揮するのかな。

サンフランシスコに飛んだときはシンガポールのことを信用していませんでしたが、海の向こうから日々ニュースをチェックしていくうちに徐々に信用度が増すようになりました。(ワーカーさんドミトリーでクラスタ発生という盲点もあったけれども。)

この世に完璧な国なんてないですが、ホテル待機といい給付金といい、私はここで生まれ育ったわけでもないのに北の異国から来た小市民に対して無料でお世話してくれたことに本当に感謝しています。ここでは時々外国人として疎外感を感じたりしますが、やっぱりシンガポールは住みやすい国なのかな。

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