シンガポール

海外就職のメリット・デメリット3選


海外へ逃げよう

私は20代のときに単身、海外に出ました。日本の古い体制の職場環境が合わなかったので逃げ出した経緯があります。幼少期は北米で育ち、高校で帰国したときには逆カルチャーショックを受けたので慣れるのに大変でした。大学は再度北米へ行こうと決意したものの、親の反対で泣く泣く諦め日本の大学へ。就職は親のコネでした。いわゆるダメダメな娘なのです。

もうこのまま結婚してずっと日本で暮らしていくのかと思うと、「まだまだ違った人生を歩める可能性がある」と感じ、単身海外就職を決意しました。

まずはバンコク

東南アジアで的を絞って就職を探した理由は、「比較的日本人が高待遇な仕事に就くことが容易だったこと」が挙げられます。タイでは法律で日本人の最低賃金が決められており、現地人との差別化を図っていました。英語の意思疎通さえできれば重宝される時代。更にビザを取りやすい、アジア系に対する人種差別がない、という理由で渡航を決意。幸い世界の名だたるIT企業に就職することができ、日本での営業経験を活かし、現地で日系顧客を任されるまでになりました。

シンガポールへ

そしてバンコク知り合った人を追ってシンガポールへ。こちらでは2012年当時、日本人、大卒、英語OK(TOEIC900くらい)でしたら仕事が見つかりました。今はこのスペックだけでは大変ですけどね。仕事は簡単に見つかり、すぐに働き始めました。彼と一緒に住んでいたので、家賃を払う必要はなく、かなりお金を貯められたと思います。

海外就職のメリット

国際的な視点が身に付く

バンコクとシンガポールで働いていると、様々な国籍の人と接することがありました。文化的背景が違うので、物事一つ進めるにも様々な意見が。私は以前、北米での在住経験しかなかったので、東南アジアの人たちと仕事をしていく上で全く違った視点を感じたことが何度もあります。また、日本を客観的に見る機会にも恵まれたので、こういった視点は海外で働いてみないと絶対に経験できないことです。

活きた英語が身に付く

英語はイギリス英語、北米英語がデフォだと思っていませんか?実は様々な背景をもつ人の中で働くには、いろんなアクセントに慣れておいた方が便利でした。これからアジア諸国も台頭する時代。それらの英語に慣れておいて損はありません。

私も当初、シンガポールの英語に慣れるのに本当に苦労しました。スピードが速いですし、中国語を喋っているようなイントネーションなのです。それを聞き分けられるのに3年はかかりました。

転職に有利になる

これはどういった企業を目指すかによりますが、グローバル化の時代、海外で仕事をしていたという経験は結構重宝されます。海外では会社というより職種で採用される傾向が強いので、営業なら営業に特化した働き方ができます。ジョブスコープ(契約書に書かれた職務内容)以外のことは拒否できる会社が多かったです。そういった背景があるからか、専門的な経験が身につきやすいです。よって即戦力になれる。外国語よりも「国際感覚が身についていて、専門的な仕事ができる」ほうが企業にとって重宝されました。

海外就職のデメリット

いつ解雇されるか分からない

解雇が違法の国もありますが、それでも何とかしてやめさせようとしてくる企業はあります。シンガポールは外国人に対しては解雇しても違法ではないです。

私も一回解雇されたことがあります。上司が私をどうしても辞めさせたかったらしいです。ある日、有給が終わったあと出社すると、自分の机の物が段ボールにまとめられていました。上司に説明を求めると「解雇になった」とのこと。理由は「私の業務中の態度が気に食わなかった」との事。私はその時、まだEP(労働ビザ)を所持していたので、いきなり無職になり、シンガポールに1ヶ月しかいられなくなったのです。幸い次にすぐ仕事が見つかりましたが、こういったことも起こりうるのです。

日本の家族や友人と疎遠になる可能性が高い

日本から遠いところに住んでいるので、家族や友人と滅多に会えません。特に家族の緊急時だったりすると、死に目に会えなくなる可能性は高いです。しかもコロナ禍の中では会うのにもっと大変です。クリスマスはお正月は航空券が高くなるので滅多に帰れませんでしたし、本当に親不孝者でした。そういった環境の中でも海外で働かせてくれた両親には本当に感謝しています。

年金はダブルで支払い

これは人により任意ですが、私は日本とシンガポール、ダブルで年金を払っています。将来どうなるか分からないからです。日本側は国民年金の前納2年分をしておくと、少しだけ割引が得られるので便利。シンガポール側では永住権を持っているのでCPFという積立貯金をしており、将来もらえるお金が一目で分かる仕組み。やはり両方を払うのはかなり負担ですが、将来のことを考えると、「未来への投資」として捉えています。

まとめ

以上、海外で就職すると感じるメリット・デメリットでした!自分のライフスタイル、行き着きたい未来によって日本で働くか海外で働くか決められそうですよね。私はまだまだいろんな場所を経験したいので、出来る限り海外にいたいと思います!時々カルチャーショックを受けることもありますが、それを笑って流せるくらいの懐を持ちたいものですね。

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