序章
シンガポールに住み始めて早8年。
今まで訪れた国の中で、一番治安が良いと感じられるこの国。特に罰則が厳しいので、殺人事件など起こせば死刑だって有り得る場所。特に麻薬関係はとても厳しく、所持より密輸が極刑に科されるという話も。
そんな国でなぜ警察のお世話に…?
それは…
騒音
です
特に私が住んでいるマンションはスタジオルーム(日本でいうワンルーム)が多く、一人暮らし世帯が多いのです。なので生活音はあまり聞こえず、近所の人たちは本当に静か。
でした。(過去形)
なんと今年2月に新しい住人が引っ越してきたのです。見るからにちゃんとしてそうな人。
ズンチャカ騒音
やはり人は見た目ではないようです。
まずテレビの爆音から始まり、生活音までもが徐々に近所の住人を困らせていきました。彼は夜型らしく、大体1−2時に就寝し、9時半頃に起きる模様。テレワークなので通勤時間がないよう。そこまで分かるくらい生活音が聞こえるんです。それなのに反対側の住人はとても静かというギャップ。
毎晩のように彼の出身国と思われるお国の映画音楽が爆音で再生。
なぜか通気のためなのか、ドアをいつも開けたまま。それで爆音が廊下に漏れているのです。それで同じフロアの近所中の人たちが困っていました。
更に朝シフトだと、5時半起きの私は21時頃にベッドに入ります。その時間はまだ彼にとってゴールデンタイム。ズンチャカズンチャカと陽気な爆音が流れてきます。
そして遂に
金曜日の夜、私は翌日朝シフトだったので、21時に寝なければなりませんでした。寝る用意を終え、メラトニンを服用してさぁ寝ましょうとしたところ…
♪ズンチャカ♪ズンチャカ♪
また爆音発生。
2時間くらいは猶予を持たせてあげようと思い、ひたすら我慢していましたが、
そのうち彼のお仲間が加わり、お腹の底から出るような声でトーク開始。
お酒を飲んでいる感じでした。2月から我慢してきて遂に切れてしまい、セキュリティがいるオフィスへ。するとうちのマンションは元から適当な管理体制なので、コロナ禍のせいで夜間はセキュリティがいなくなっていました。
困っているところに、別棟の住人登場。
別棟の住人
と、騒音対策用の番号を教えてもらえました。
警察官到着
約40分後、男女二人の警官が現れました。隣の騒音男たちは驚いたようで、何が悪かったのか分からない様子。騒音が普通の国で育ったんでしょうか!?警官たちは男の連絡先を聞き、
警察官
とのこと。(隣でこっそり聞いていた)
付近住民から何度も苦情が来ていたようで、警察も呆れ顔でした。騒音男は意外と素直に事実を受け入れ、以後このことがないよう気をつけると言い残し、
長いこと開けたままのドアを(遂に)閉めました。
その後
騒音は無くなりました。
騒動があった翌日、一連の出来事を大家さんに報告し、大家さんがマンションの管理会社に報告。すると既に苦情が何件か来ていたようで、遂に彼の部屋のオーナーに通告したとのこと。
さすがに彼の大家さんまで知ってしまうと、追い出される可能性があるので観念したんでしょう。
外国人だし、住む場所がなくなったら次を探すのが大変なのかな?
それにしても長いこと我慢せず、すぐに言えばよかったです。その度に仕事に支障をきたしていましたし、私の睡眠を犠牲にすることはなかった。シンガポールでは22時半から7時まで騒音がある場合、警察に通報して良いことになっています。(詳細はコチラ)
本当にこの制度があって助かりました。私も気をつけることにします。前の良い住環境に戻りました!
それではまたー!!!