アメリカ人と結婚して永住権(グリーンカード)を申請すると、必ず受けるのが USCISのバイオメトリクス(Biometrics Appointment) です。
この記事では、バイオメトリクスの流れや必要書類、指紋が薄いとどうなるのか を、私自身の体験談を交えて解説します。
グリーンカード申請についてはコチラ
目次
バイオメトリクスとは?
「バイオメトリクス(Biometrics)」とは、アメリカ移民局(USCIS)が行う 指紋採取・顔写真撮影・署名登録 のことです。
この手続きは、以下のような申請で必須となります。
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永住権(グリーンカード)申請(I-485)
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就労許可(I-765)
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旅行許可(I-131)
目的は、FBIによる犯罪歴やセキュリティチェック。
つまり、申請者の本人確認と身元調査のために行われます。
通知から当日までの流れ
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USCISのサイトまたは郵送で「バイオメトリクス通知書(ASC Appointment Notice)」が届く
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指定された日時・場所(最寄りのApplication Support Center)に行く
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通知書・パスポートなどの身分証明書を持参
私の場合は次のような流れでした。
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2024年8月26日:I-130, I-131, I-485, I-765を提出
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8月30日:USCISサイトに「Biometricsの通知」と表示
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9月14日:通知書が郵送で届く
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9月16日:サリナスのApplication Support Centerでバイオメトリクス手続き
2日後に行かなくてはならなかったので、フレキシブルさを求められました。
バイオメトリクス当日の流れ
当日の手続きはとてもシンプルです。
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受付で通知書とIDを提示
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両手10本の指紋をスキャン
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顔写真撮影(この写真がグリーンカードに使用されます)
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電子サインを入力
手続き自体は 10〜20分程度 で終了。待ち時間がなければあっという間です。
指紋が薄いと言われ、何度もエラーに
ところが私の場合、思わぬ問題が…。
係官に「あなたの指紋、薄いわね。エラーの指が何本もある」と言われてしまいました。
原因を聞かれると、こんなやり取りがありました。
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掃除や洗剤の使用で指紋が摩耗することがある
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ネイル(ジェルオフ時のアセトン)で皮膚が弱くなっている可能性も
- 加齢(←私の場合、主にこれが原因かと)
実際に私は定期的にジェルネイルをしており、オフのたびにアセトンを使っていました。
「もしかするとそれで指紋が取りづらくなったのかも」と言われて納得。
係官からは「再検査になる可能性があるから、USCISのサイトをチェックしてね」と言われ、正直ちょっとショックでした。
指紋が取れないとどうなる?
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まずは 再度バイオメトリクスを受け直す よう通知が来ることがあります。
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それでも指紋が採取できない場合は、過去6か月以上住んだ地域の警察署で犯罪経歴証明書を取得 する必要があるそうです。
この追加ステップが入ると、永住権の発行が遅れる可能性があります。
バイオメトリクスで失敗しないための注意点
指紋採取は「体質」もありますが、日常生活でできる対策もあります。
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手荒れ予防:保湿クリームをこまめに塗る
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ネイルオフは事前に:アセトンで爪や指先を傷めないよう、少なくとも1〜2週間前に済ませる
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前日は手を清潔に:インクや汚れはエラーの原因に
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手袋+ハンドクリームで就寝:指紋の乾燥対策に有効
実際に私は、バイオメトリクス後すぐに「ナイト用手袋」を購入し、ハンドクリームを塗って寝る習慣を始めました。手荒れに悩んでいたし、ちょうど良かったかもしれません!
結果
ずっと再検査になるかドキドキでしたが、無事11月下旬にEADカード(労働許可)が下りました。センターでのやり取りは一体何だったのか…この2ヶ月、生きた心地がしませんでした。
それから1ヶ月ほどで面接免除でグリーンカード発行が許可されました。
まとめ
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USCISのバイオメトリクスは、永住権申請に欠かせない重要な手続き
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流れはシンプルだが、指紋が薄いと再検査や警察署の証明書が必要になる ことも
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ネイルや手荒れがある人は、事前のケアが大切
永住権申請のスケジュールをスムーズに進めるために、バイオメトリクス前の準備をしっかりしておきましょう。