こんにちは。今日は、以前私が体験したサンノゼでのホームレス支援活動について書きたいと思います。
初めての支援は、サンノゼの図書館前にある駐車場で行われました。そこにフードトラックを停め、食料や日用品を配る形式で、支援を必要とする多くの人たちが列を作っていました。
それから数週間後、活動団体の方からメールをいただき、今度は東サンノゼの河岸にあるホームレス集落(encampment)に入り、支援物資を直接手渡すという内容でした。バラックが立ち並ぶエリアに足を踏み入れるのは初めてで、正直とても緊張しました。
初めてのホームレス集落での支援
そこには、段ボールや木材でできた小屋が立ち並び、生活感のある「家」がありました。声をかけると、支援物資の受け取りに慣れているような人たちが現れました。みなさん穏やかでしたが、目がどこか虚ろで、こちらの声が届いているのかどうか分からないような印象の人もいました。
特に印象に残っているのは、
支援物資をお持ちしました! よかったら受け取ってください!
と声をかけたときのこと。
ある男性がバラックから出てきたのですが、片手にベルトを持ち、虚ろな目をしていました。ちょうど麻薬を打った直後のような状態で、言葉も交わせませんでした。
ほとんどの場合、人は出てこず、私たちは生もの以外の支援物資(歯ブラシ、ウェットティッシュなど)を家の前に置いていくという形になりました。
アメリカのホームレス問題と薬物依存
この経験を通じて、アメリカにおけるホームレス問題の根深さを実感しました。多くのホームレス状態の背景には、薬物依存(特にフェンタニル、メタンフェタミン、ヘロインなど)があります。
薬物中毒は単なる個人の問題ではなく、社会的な背景や支援体制の不足が大きく関係しています。この問題は、もはや一言では語れない、アメリカ社会全体が直面する大きな課題です。
私にできることは何か?
一人ひとりが抱える背景を理解するのは難しいかもしれません。けれど、こうした支援活動に参加することで、少しずつでも「無関心」から「関心」へと意識を変えていくことができると感じました。
小さな支援でも、それが誰かの生活の一部を支えるきっかけになるかもしれません。
最後に
この体験を通して、私は
- どうやったらもっと効果的に支援ができるのか
- どうやったらこの問題に目を向ける人が増えるのか
を考えるようになりました。
もしこの記事を読んで何か感じることがあれば、ぜひコメントで教えてください。一緒に、この問題について考えていけたら嬉しいです。
【シンガポール・タナメラ】歴史と文化が息づく静かな住宅街を歩く旅
すごい経験ですね。ニュースで見たような光景を想像しています。
実際に支援をしてみて、「これはやってよかった」と思ったことや、「もっとこうしたかった」と感じたことがあれば、教えてほしいです。今後ボランティアに参加してみたいので、参考にしたいです!
コメントありがとうございます!
実際に現場に立ってみて、ニュースでは伝わりきらない空気を肌で感じました。
やってよかったと感じたのは、やはり誰かの笑顔を見られたときですね。
少しでも安心や喜びを届けられたと感じる瞬間は、とても大きな励みになります。
一方で、もっとこうしたかったと思ったのは、物資を渡すだけで終わってしまうもどかしさです。
話しかけても反応が薄かったり、心を開いてもらうまでには時間がかかることを痛感しました。
もしボランティアに興味があれば、まずは安全面をしっかり確保したうえで、
信頼できる団体と一緒に活動されるのをおすすめします。
とても意義のある体験になると思いますよ!応援しています!