一人暮らしはシェアを経てから
シンガポールは一人暮らし用の物件が少ないので、探すのに一苦労でした。そもそも単身者は欧米と同じく、一軒のユニットをシェアしている割合が高いのです。2度シェア物件に住んだことがありますが、どちらも私に合わないことが分かりました。プライバシーをかなり重視するので、ストレスに。自分に合う環境を探した結果、今の物件に引っ越すこととなりました。
物件の探し方
シンガポール最大の物件サイトProperty Guruを始め、グーグルで検索しては物件をしらみつぶしに検索。なかなかワンルームがなく苦労しました。ようやく見つかったところが日本でいうメルカリ、Carousellというサイト。物件の販売・賃貸募集もしていたのです。
「コンド、スタジオ(ワンルーム)、賃貸」と検索すると出てきます。
契約方法
契約はとてもシンプルでした。まず内見の予約をとります。実際の物件を見に行ったとき、前のテナントさんが結構ゴチャゴチャ物を置く人だったので、あまり綺麗とは言えない状態でした。彼女が出たあとは、ちゃんと掃除してくれたので、綺麗な一室に。
契約は近所のショッピングモールで大家さんと落ち合い、契約書を確認してからサイン。彼女は投資目的でこの物件を購入したそうです。「これからシンガポールでも外国人などの一人暮らしが増えるだろうから」との事。デポジットは家賃一ヶ月分、契約期間は1年でした。
住み心地
今のところ1年半ほど住んでいます。この物件は一軒家が密集する閑静な住宅街にあり、とても静か。モールなどへのアクセスは悪いですが、完全自炊なので、そういう場所には滅多に行かない私にとってはとても満足度が高い部屋です。スーパーは徒歩圏内ですし、重いものは全てネットスーパーで済ませています。またこの物件は職場の空港にも近いし便利です。階下にあるプールの水が流れる心地よい音が聞こえ、ゴルフ場が見えるので景色は申し分ないです。
シェア時のトラブル
1軒目
今思えば又貸しだったあの部屋。15歳の娘さんと一緒に住んでいるマレーシア人の女性でした。CAだからと快く貸してくれたのは良かったのですが、深夜や早朝のフライトばかりだった頃、その時間帯に準備やシャワーを浴びていると、苦情がきました。入居する際にこの旨をお伝えしたんですけどね。最後に言われた一言。
同居人
それは大昔の話です。今は効率重視で、クルーにそんな長期滞在させてたら航空会社はすぐ破産します。昔は一気に飛べる距離が限られていたので、ヨーロッパでも南回りや北回りがありましたが、今は直行便が多いですもんね。しかも現地での滞在日数も最低限に抑えられています。昔みたいに優雅なCAライフとは程遠いです。
ということで「家にいる時間が長すぎる」という理由で引っ越すことに。とほほです。笑
2軒目(盗難物件)
今度こそは!と、シフト勤務事情を理解してくれる人とシェアすることに。それが大ハズレでした。みんなキッチンの使い方が汚いし、共有部分が汚くて困りました。そんなこんなで我慢して滞在していましたが、退去の決定的事件となることが。
冷蔵庫の中のものの盗難です。誰に聞いても誰も知らないの一言。もうこの際引っ越すしかないと… トマトくらいこちらで美味しいオーストラリア産を買えるのにね。うーん。
やっと手に入れた自分だけのスペース
一人暮らしは本当に快適です!他人から干渉されることもなく、騒音に悩まされることもなく、気を遣うこともなく。自分専用の郵便ポストもあるし、全て自分軸で暮らしていけます。
コロナ無給休暇による減額
大家さんは私が航空会社に勤めていることを知っています。コロナウイルスが猛威を振るいだしてから、心配してメッセージを送信してくれることが多くなりました。遂に3月中旬、私のフライトが全てキャンセルになったときに状況を全てお話しました。
もしそうなることがあれば、
帰国することになるので早めに連絡しますね。
MIMI
大家さん
私たち夫婦はコロナによるダメージはあまり受けていないの。
月々少しだけだけど、減額を提案してもいいかしら?
困ったときに助けてくれる人は本当にいるんですね。人間捨てたもんじゃないです。ということで、この御恩にあやかることとなりました。本当に感謝しています。
まとめ
というわけで、シンガポールの一人暮らし事情をお伝えしました。家賃はシェアするよりお高いですが、それに勝る一人でいられる快適さの方を選びました。
それではー!!!