こんにちは!この記事では、2020年3月に渡米し、7月にシンガポールへ帰国した際のホテル隔離体験をまとめました。ちょうどゼロコロナ政策の真っ只中、シンガポール政府は14日間の指定施設待機(SHN)を実施しており、永住権保持者も対象でした。
目次
シンガポール到着|ホテル隔離先はJWマリオット!
前回の記事でも触れましたが、厳重なセキュリティのもと連れていかれたのは、ビーチロード沿いのJWマリオット。築年数も比較的新しく、設備も整ったビジネス向けのホテルです。
ユニバーサルコンセントや広々としたデスクがあるなど、作業環境も快適。角部屋だったため広さも充分で、海外ホテルには珍しくバスタブ付きだったのが嬉しい驚きでした!
隔離生活スタート|室内設備とアメニティ
備え付けアイテム
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ステンレス製のフォーク&スプーン(ナイフなし)
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食器用洗剤(やや刺激強め)
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洗面器具一式(※コンディショナーなし)
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ゴミ袋・トイレブラシ・掃除用具
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ティーカップやワイングラスなど充実の食器類
あって良かった持参品
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クイックルワイパーのシート:床掃除に最適
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ゴム手袋:肌荒れ防止に必須
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お気に入りのコンディショナー・トリートメント
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フリーズドライのお味噌汁やスープ類
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インスタントコーヒー or ドリップバッグ:コーヒーメーカーが無い部屋も
食事は1日3回配布|冷めていても工夫次第!
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朝食:8時頃
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昼食:12時頃
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夕食:18時頃
すべて部屋の外の椅子に置かれ、インターホンで到着を知らせてくれます。
ただし、配達が遅れることもあり、ほとんどの場合は冷めた状態。日本から持参したお味噌汁で身体を温めるのが、何よりの癒しでした。電子レンジが部屋になかったのが痛かった!
メニューの例(1週間サイクル)
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朝食:パン+ゆで卵 → スクランブルエッグ+ソーセージのループ
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食後にデザート・ジュース付き(冷蔵庫にどんどん溜まる…)
洗濯サービスは1日3点まで無料(国民・永住者のみ)
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毎朝10時までに記入票と一緒に袋ごと部屋の外に出す
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翌日18時までに返却
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仕上がりはまあまあ。日本語表記のウール製品は「洗えない」と返却されました
食品や日用品のデリバリーは「Foodpanda」が最強!
野菜不足解消や小腹用のお菓子調達にFoodpandaが大活躍。最寄りのスーパーと連携しているため、30分以内に届くことも。
おすすめは:
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ミニトマトや野菜
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シンガポール限定お菓子(チリクラブ味のプリッツなど)
毎日の義務:位置情報報告と訪問確認
政府による隔離監視体制も徹底していました。
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1日3回のスマホでGPSチェック(SMSで届くリンクをタップ)
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2日に1回、職員が直接訪問 → パスポート提示が必要
訪問はだいたい午前10時〜午後3時。
「お風呂のタイミングに悩む…」のは地味に大変でした(笑)
宿泊費は無料!帰国時期で差が出たサポート
ありがたいことに、以下の費用はすべて無料でした(2020年8月31日帰国分まで対象):
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宿泊費(14泊)
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1日3食の食事
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空港からホテルまでの移動費
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ランドリー(国民・永住者)
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PCR検査費用
帰国期限が発表されてからラッシュが起きたと聞きます。少しでも早く帰国しておいてよかった!
遅れていたら、もっとグレードの低いホテルになっていたかも…。
PCR検査と出所までの流れ
出所3日前:
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ホテルの屋上でPCR検査実施(エレベーターのみで移動可)
出所前日:
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「お疲れ様カード」と「チェックアウト案内レター」が配布
15日目(出所日):
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13時に鍵を返却
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帰宅手段を聞かれ、GRAB利用を申告
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専用エリアから配車を手配 → 隔離生活終了!
最後に:ホスピタリティに感謝
この特別な時期、JWマリオットのスタッフの皆さんは終始ホスピタリティを忘れず対応してくれました。
清潔な環境・整った設備・丁寧なサービスに支えられ、人生初のホテル隔離も快適に過ごせたと思います。
コロナ禍という苦しい状況の中でも、プロとして最善を尽くしてくださったホテル業界の皆さんに、心から感謝です。
これからシンガポールで隔離予定の方、あるいは過去の記録として参考にされる方へ
少しでもこの体験記が役に立てば嬉しいです!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!