目次
アメリカから届く「JURY SUMMONS(陪審員召喚状)」って何?
ある日突然、ポストに届く「JURY SUMMONS(陪審員召喚状)」。名前の通り、「陪審員として裁判所に来てくださいね」という通知です。
見た目は意外にも普通の一枚ペラのハガキ。日本のような圧着式ではなく、むき出しで JUROR ID(陪審員ID) や グループ番号 などが印字されています
通知が来たら何をするの?
このハガキを受け取ったら、指定された期限内にオンラインで対応する必要があります。たいていの場合、ハガキに記載された裁判所のWebサイトから手続きが可能です。(カリフォルニア州・レッドウッドシティの場合)
さらに、通知には「待機期間(例:5日間)」が書かれており、その期間中は裁判所から呼び出される可能性に備えてスタンバイしておく必要があります。突然、裁判の1時間前に呼ばれることもあるので、注意が必要です。
「JURY」と「JUROR」の違いって?
ちょっとした豆知識ですが、
- JURY:陪審員団(グループ)
- JUROR:個々の陪審員
を指します。JURYはJURORの複数形ではないので、英語のニュアンスにも注目です。
どうやって選ばれるの?
選出はランダムで、主に:
- DMV(運転免許)情報
- 有権者登録のデータ
などから抽出されます。
私の場合、運転免許のデータ(DMV)から選ばれたようで、グリーンカードを取得した移民局USCISのデータと連携していないようですね。
陪審員としての資格とは?
JURY SUMMONSが届いたからといって、誰もが陪審員として適格なわけではありません。主な条件は以下のとおりです:
- 18歳以上
- 通知が届いた地区の居住者
- 十分な英語力があること
- 重罪歴がないこと
- アメリカ市民であること
この最後の条件がポイント。私のように永住権のみで市民権がない場合は対象外です。
意外だったのが、授乳中の人も対象外になるということ。私がもし市民権を持っていたら、それにチェックを入れていましたね。確かに新生児の授乳を行なっていると、2-3時間ごとに授乳しなければならないので大変…
資格がない場合の対応方法
私もアメリカ市民ではないので、通知を受け取った後、ハガキに記載された裁判所のサイトにアクセスし、
「アメリカ市民ではありません(Not a citizen of the United States)」
という項目を選択して申請しました。
面倒かと思いきや、チェックボックスにチェックして、グリーンカードと日本のパスポートを添付しました。
10分もかからず完了。
するとすぐにステータスが変わり、予定されていた9月の裁判の情報がなくなっていました。
※この手続きを放置すると、罰金や拘留の対象になる可能性もあるので、必ず期限内に対応しましょう!
資格がある場合はどうなる?
ちょうど同じ時期に、アメリカ市民である夫にもJURY SUMMONSが届きました。
オンラインで情報を入力し、後は通知が来るのを待つ日々。待機期間中は、毎日裁判所に電話して指示があるかを確認していました。
ただし、呼ばれるとは限りません。実際、夫は最終的に一度も呼ばれませんでした。
でも、毎日確認するのは結構な手間だったようです。
最後に
日本人であれば、基本的には陪審員としての資格を持っていないことがほとんど。でも、通知が来たからには放っておかず、なるべく早くオンラインで対応しましょう。
それにしても、アメリカに住んでいるとこういう通知が来るたびにちょっとドキッとしますよね。
過去には誤って送られた交通違反のチケットが届いたこともあり、訂正のやり取りもなかなか面倒でした…。
まとめ
- JURY SUMMONSは陪審員への呼び出し通知
- オンラインで期限内に返答必須
- アメリカ市民でなければ免除される
- 無視すると罰則の可能性も
ちょうど同じ状況だったので、すごく参考になりました!市民権がない場合の手続きが不安だったのですが、この記事のおかげで安心して対応できました。
同じ状況だったとのことで、お役に立てて本当に嬉しいです。Jury Summonsって突然届くし、市民権がないとどうすればいいのか戸惑いますよね…。私も最初はドキッとしました(笑)こういう情報って意外と見つからないので、今後も実体験ベースで役立つ情報をシェアしていきたいと思います!