今回は職場のシンガポール・チャンギ空港についてレポートしますね。シンガポールは全て国際線なので、便数がとても少なくなってしまいました。空港は誰も寄り付かず、とても閑散としています。
コロナ禍のチャンギ空港
ご存知の通りシンガポール・チャンギ空港は発着便の数でも世界有数を誇ります。しかしコロナ禍によって大幅に便数が減ってしまいました。現在シンガポールに入国できる外国人は労働許可証を持っている人と制限しており、観光客は一切入国できない状態です。(2020年8月現在)
現在ターミナル1の便数はご覧の通り!
す…少ない!
個人的には、なぜパプアニューギニアのポートモレスビー便がまだ運行しているのかが謎です。果たして行き来する人がいるのでしょうか。もしくは政府系の航空会社だから、国のサポートがあるから運行できているということでしょうか…
それにしても使用していないモニターが多すぎること!特に近距離線が大幅に少なくなりましたね。なぜかインドやフィリピン線は相変わらずご健在。シンガポールの工事現場などで働くワーカーさんや、ヘルパーさん(メイド)の出入国が多いからでしょうか?元々これらの国は海外出稼ぎの人数が多いので、その用途のフライトがたくさんありました。今も最低限残しているんでしょうね。
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先週、私が乗務したフライトで乗務拒否したお客様がいました。 某国からトランジットでシンガポールの空港を利用したお客様。 空港に着いた途端、いきなり発狂。私たちがゲートに着いたときから、セキュリティ5人に押さえつけられていました。悲痛な叫びでした。英語ではなかったので何を言っているのか分からず、その言語を理解するクルーに聞いたところ、 「もう何もかも嫌だ!」 と叫び続けていたそうです。 搭乗拒否
出国しても帰国時に14日間の隔離必須
シンガポールは、入国する人全員に対して自宅またはホテル等での隔離を命じています。自宅の場合はベトナムやブルネイなど比較的感染が広がっていない国からの渡航者。それ以外の国、例えばタイのバンコクへ行ったとしたら、バンコクで14日間の隔離、そして帰星時にまた14日の隔離が言い渡されるのです。しかもホテル隔離になった場合、2020年3月28日以前に出国した人以外は実費に。(およそ2000SGD)しかもこれは国民・永住者のみのケースで、労働許可証を持っている人はどちらでも実費を払わなければならないのです。
だから海外に出るだけでものすごくお金と時間がかかるし、このコロナ禍下いつ法律がどう変わるかも分からない。今は下手に海外に出ない方が良いのかもしれませんね!
(これは2020年9月現在の情報です)
じゃあ空港の機能はどうなるの?
元々チャンギ空港は乗客のみならず、シンガポールに住んでいる人たちの憩いの場でした。週末レストランに食べに行ったり、飛行機が見える展望デッキに子供を連れていったり、十分エンターテイメントの場として機能していました。私もCAになる前は家が近かったこともあり、夕食を食べにいく場所ベスト1だったような記憶が。
更に2019年に併設する大型ショッピングセンター「ジュエル」がオープン。ますます空港へのお客さんが増えました。映画館ができたので完璧にモールの機能を果たしています。
コロナ禍の後でも、ショッピングセンターエリアのお客さんの数は衰えることなく、むしろ前より多い気がするのは私だけ?今のところ国内で発生する市中感染は1日5人以下ですし、人々は問題なく外出しできています。
チャンギ・リワードカード
そこで前から登場していたのが、チャンギ空港のポイントカード、
このカードを空港やジュエルで提示すれば、毎回10ドル以上のお買い物には消費税がつきませんし、更にポイントが貯められてマイレージに加算したりできたりします。免税品にも使えます。その他、時期によってプロモーションがあったり空港近くに住んでいる人にはお得かもしれませんね。アプリをスマホに登録することもできますよ!
注意すべきところは、アップルストアなどの一部の店舗では使えませんでした。大きな買い物をする場合は事前に調べておいた方が良さそうですね。
コロナ禍でも空港へ!
そんなこんなで便数は大幅に減りましたが、空港では未だエンターテイメントが充実!しかも通い続けるとポイントが貯まってお得ですし、空港の雰囲気を味わえるし、普通の混雑しているモールに行くよりは楽しいかと。ホテル待機の人たちをエスコートする際に立ち塞がるセキュリティの素の姿(寝ている)も見ることができますし。
空港…結構面白いですよ!!
お客さんでも行けちゃう!チャンギ空港の社員食堂